ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、健康や美肌作りに役立ちます。

 

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、ビタミンの合成、消化吸収の補佐、免疫刺激、悪玉菌の増殖を抑えるなどなど、人に有益な働きをしてくれる菌です。健康や美肌作りに役立ちます。

ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品に含まる乳酸菌、納豆菌、酵母菌、麹菌は、善玉菌を増やして腸内環境を整えるだけでなく、ダイエットにも効果があるということで研究が進んでいます。
善玉菌が多い人は、お肌が綺麗だったり、太りにくいという傾向があります。

 

腸内環境が整っていることが美容とダイエットの両方に効果があるというのです。

代表的な腸内細菌は作用によって大きく3種類に分類

まず体を健康に保つためには、食物の栄養素をきちんと消化吸収できることです。重要なポイントは、腸内を健康に保つこと。腸内の健康を左右するのは、腸内にいる細菌達です。

◆善玉菌… 健康維持や生命活動に必要な物質を産生して、ビタミンやホルモンの産生、消化吸収、脂質代謝、免疫の活性化や感染防御、腸の蠕動運動なども行います。健康や美肌作りに役立ちます。

 

◆悪玉菌… 腸内で有害物質を作り、腸壁の細胞を長い年月をかけて傷つけたりします。それがやがてがんの原因になったり、肝臓の機能を弱らせたりするわけです。肝機能が悪くなると解毒が間に合わなくなり、有害物質が血液に乗り、全身に回ってしまいます。このことから肌荒れや病気の原因になったり、老化を促進させます。

 

◆日和見菌(ひよりみきん)… 善玉菌と悪玉菌のバランスが悪くなると、とたんに強くなるのが日和見菌です。日和見菌とは、善玉菌と悪玉菌のうち、多い方と同じような働きをする性質があります。このことから善玉菌を増やす心がけをするのが大事ってことがわかりますよね。

 

腸内環境を健康に保つには、善玉菌と悪玉菌のバランスが大事。

腸内細菌の栄養源は私たちの毎日の食事。母乳だけ飲んでいる赤ちゃんの腸内は、95%がビフィズス菌で、圧倒的に善玉菌が優勢なんです。

善玉菌と悪玉菌のバランスは、日々の食べ物、食生活や睡眠、ストレス、加齢などの影響を受けます。

大人と同じ食べ物を食べ始めると悪玉菌や日和見菌が増えてきます。その後食べ物やストレスなど生活習慣により、互いの勢力が一進一退の攻防を繰り広げていきますが、気をつけていても40代以降くらいから徐々に悪玉菌勢力が優勢になる場合が多いです。

下痢や便秘が続いたり、オナラが以前より臭くなったと感じたら注意して改善を。

 

善玉菌の上手な摂り方・増やし方

善玉菌の働きは、悪玉菌の増殖を抑えて腸を健康に保ち、有害物質の発生や病原性細菌の繁殖を抑える、免疫力アップ、風邪の予防、アレルギー症状の緩和、便通を良くする、肌荒れ改善、肥満予防など、全身の健康に繋がっています。

では、善玉菌を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?

【1】発酵食品を摂る

ヨーグルト、チーズ、納豆、味噌、醤油、糠漬け、キムチなどには、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌、酵母菌、麹菌が多く含まれているので、食べることで善玉菌そのものを摂ることができます。胃酸、酸素がないなどで死滅してしまう菌もいますが、死んでしまった菌がまったく無意味になるわけではなく、間接的に腸内環境を良くすることに役立ちます。生きて腸まで届くかどうかはそれほど気にせずどんどん発酵食品を取り入れてください。

【2】食物繊維とオリゴ糖

善玉菌のエサとなってくれるのが食物繊維やオリゴ糖で腸内環境も整えてくれる働きがあります。
食物繊維は、穀類、イモ類、豆類、野菜、きのこ、海藻、果物などに豊富に含まれています。

 

オリゴ糖は糖質の一種で、腸内細菌によって発酵されビフィズス菌など善玉菌のえさになります。善玉菌が増えることで腸内フローラの中での善玉菌勢力が優勢になり、腸内の健康が維持されます

 

【3】よく噛む

口の中でよく噛むと食べ物が細かくなり、消化酵素による分解が促進され消化吸収が良くなり、悪玉菌のエサを増やさないことに繋がります。

 

よく噛まずに食べると消化に悪いだけなく、太りやすい食べ方です。

 

あと暴飲暴食は消化不良を起こす原因となるので、腸で悪玉菌のエサとなりやすくなります。

今回のまとめ

やはり美肌は、体の内側から作られるものってことがわかりましたよね。

高い化粧水や美容液を使っても腸内が悪玉菌だらけ…なんて状態では、真の美容と健康を手に入れることができません。

食生活の改善や適度な運動、ストレスの改善などを心がけるのが美肌への近道です。

 

それでも改善し辛い時は、美肌のプロの「美容鍼灸師」へぜひご相談を(^^)