気温が下がって涼しい、寒い日が続きます。
そろそろ暖房が必要な日も多いですね。
湿度が下がる時期でもあり、お部屋の空気の乾燥も、暖房でさらに強くなります。
この時期になると、心配な事の一つは「風邪」です。
風邪が流行るこの時期や、花粉症の季節などでもそうなのですが
鼻水が出て、鼻をかみすぎてしまい、鼻や鼻の下が真っ赤になり肌が荒れてしまう…
という事が気になる方も多いのではないのでしょうか?
気温の急激な変化により「寒暖差アレルギー」の方はやはりくしゃみ、鼻水などの
風邪症状に悩まされます。
肌荒れはヒリヒリして痛いだけでなく、赤くなったり皮がむけた鼻が恥ずかしい…
そして、女性では化粧のりが悪い等メイクにも支障が出てしまう場合があります。
そのまま放っておくと、鼻の周りにニキビが出来てしまう事もあります。
こんな状況にならないためには、どうすれば良いのでしょうか?
このような状況になってしまうのは三点理由があります。
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お肌の摩擦によるもの
鼻をかむ事で、皮膚をティッシュで何度もこすってしまう事でお肌が荒れてしまいます。
お顔の皮膚は特に敏感、刺激には要注意です。
止まらないくしゃみ、鼻水にイライラして思い切り強く鼻をかんだりしていませんか?
力を入れて鼻をかむ事は耳に負担をかけて中耳炎になる恐れもありますし、
なにより、強くこする事でお肌に負担をかけてしまいます。
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お肌の乾燥によるもの
何度も何度も鼻をかむ事で、その度にお肌をティッシュでこすってしまう事になります。
その刺激により、お肌の角質層がはがれ落ちてしまいます。
また、こする事で皮脂が拭き取られてしまいます。
角質も皮脂も、お肌の保湿に重要な要素です。
ただでさえ、空気が乾燥する時期に入ることに加えて、
角質や皮脂などのバリア機能がが無くなってしまう事で乾燥がすすみ、肌が荒れやすくなってしまいます。
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鼻水による刺激
風邪やインフルエンザの時の鼻水は黄色っぽい色がついている場合があります。
あの黄色は、身体の中でウイルスや細菌と戦った白血球の死骸の色です。
白血球の混じった鼻水にはタンパク質分解酵素が入っています。
これが付着すると皮膚を溶かしてしまい、肌荒れにつながります。
鼻をかむことによる肌荒れを防ぐには
〇摩擦の予防
理想としては、ティッシュで鼻をかまずに水やお湯で洗い流す、というのがベストですが、
自宅にいる時でもなければ難しいですね…。
サラサラした鼻水の場合、強く鼻をかまずにこすらずにティッシュを押し当てて
吸い取るような感じで鼻水を取ってあげる事もできます。
流れ出てくる鼻水の場合には、ティッシュを鼻に詰めてマスクをして過ごすのも手です。
それでも、100%鼻をかまずに済ませる、というのは困難です。
そこで、気を付けたいのは「ティッシュペーパーの質」。
質の悪いティッシュペーパーでは、固くてお肌への刺激も強くなってしまいます。
渇いたティッシュはお肌の水分を奪うだけでなく、強い刺激で肌荒れの原因にもなります。
お肌の事を思えば、ケチらずに高価ではありますが、
柔らかいもの、また、保湿成分の入ったローションティッシュ
(例えば「鼻セ〇ブ」など)を使えば、お肌の摩擦はかなり少なくなります。
洗顔などの普段のお肌ケアでも、基本的にお肌をこすってしまうのはNGです。
先述のように、極力鼻をかまないように済ませる事と、
鼻を噛む時も、お肌をゴシゴシとこすったりしないように気を付ける事も大切です
〇十分に保湿をする
日頃からお肌のケアには十分に気をつけましょう。
保湿には化粧水やクリームです。
鼻が乾燥してしまうこの時期には、
乾燥した唇にリップクリームを塗るついでに鼻の下にまで塗ってあげたり、
鼻の周りにワセリンを塗るのも効果的です。
リップクリームは保湿や炎症を抑える効果が高く、唇だけでなく荒れたお肌にも有効です。
ワセリンは乾燥を防ぐだけでなく、荒れてしまったお肌にも効果的です。
ただし、メンソールなどの刺激物が入ったリップクリームだとお肌を刺激してしまうので要注意。
ワセリンを使う場合にも、ワセリンの質に気をつけましょう。
お肌には純度の高い白色ワセリンを使います。
純度の低いワセリンを使用すると、不純物が紫外線に反応してしまいます。
そうなると、日焼けが進み、シミの原因になります。
ワセリンにアレルギーがある場合もあるので使用時には気を付けましょう
〇肌荒れのケア
どうしても鼻や鼻の下が荒れてしまった場合には、とにかく触らないでおくことです。
気にして触ってしまうとその刺激で良くならないばかりか余計に悪くなってしまいます。
そして、化粧水で十分に保湿して、クリームでフタをして乾燥肌を防ぎます。
普通のハンドクリームや、リップクリーム、ワセリンでもOKです。
マスクをするのは風邪に対してだけでなく、お肌にも有効です。
乾燥を防ぐばかりでなく、お肌に触れてしまう事を防ぎます。
夜寝る前には、鼻の周りをきれいにして、化粧水でしっかり保湿してあげた上で、
マスクをして寝れば、朝にはお肌のダメージもかなり回復している事でしょう。
洗顔料は皮脂を落とす働きがあるので、このような状況では鼻の周りはお湯か水だけで洗うのが望ましいです。