こんにちは!
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
猛暑のために汗をたくさんかくので、
肌が常に汗で湿っているから
夏は『肌の乾燥』とは無縁の季節だと思っていませんか?
汗で濡れた肌に潜む危険とは?
しかし、
汗で濡れた肌は、
汗が蒸発するときに、肌内部の水分を一緒に奪い去ってしまい、
肌を思った以上に乾燥させてしまうんです!
さらに、
うだるような暑さの外とは逆に、
室内は冷房によってキンキンに冷やされているために、
湿度が低下して空気が乾燥指定しまい、
汗で濡れた肌が乾く時に、肌の乾燥をさらに加速させてしまうんです!
肌の乾燥が招く予想外の危険とは?
汗による体内水分量の低下と、
汗が蒸発する時に、肌内部の水分を奪うことで肌の保水量が低下してしまう結果、
知らないうちに肌の乾燥状態が続いてしまうと、
本来は、
古くなって剥がれ落ちるはずの古い角質が、
スムーズに剥がれ落ちなくなって、どんどん厚くなって硬くなる
『角質肥厚』
と呼ばれる状態になってしまいます。
<角質肥厚>が及ぼす影響とは?
肌の生まれ変わりである<ターンオーバー>が遅くなって、
肌表面のキメが荒くなり、肌がゴワついてしまうと、
化粧水が肌に浸透しづらくなって、肌の乾燥がさらに悪化して、肌トラブルの原因となってしまいます。
その上、
<角質肥厚>になった肌は、
どんなに美容成分を塗り込もうとしても、
肌内部にまでは浸透できなくなってしまうために、
肌の透明感がなくなって、<シミ>が出来やすくなってしまいます。
せっかくお金をかけて化粧品を揃えて
毎日がんばってスキンケアをしたのに、
角質肥厚のために、栄養成分が肌に浸透しづらくなって、
効果が感じられないなんてショックですよね。
<角質肥厚>にならないために注意する事とは?
そうならないためには、
肌が乾燥しないように潤いをキープすることが大切なのですが、
注意するべきことは、<肌の乾燥>だけではなく、
洗顔における『クレンジング』が重要なポイントとなります!
何故かと言えば、
角質が肥厚してしまう原因のうち、大きな割合を占めているのが
『クレンジングによる皮脂の洗い落とし過ぎ』
にあると言われているからなんです!
多くのクレンジングは、
<油>と<界面活性剤>から出来ているために、
その強い洗浄力によって、
肌表面の皮脂膜だけではなく、角質内にまで浸透して、
『天然保湿因子』や『セラミド』
などの保湿成分までも洗い流してしまいます。
このように、
洗顔時に、角質内部の保湿成分までもが洗い流されてしまうと、
肌の保水力やバリア機能が低下して、
より乾燥しやすい肌質となってしまい、
水分量が少なくなった角質は、硬くなってしまい、
古い角質層が剥がれづらくなって、<角質肥厚>になってしまうんです。
まとめ
このようなわけで、
「 今日は汗をたくさんかいたから 」
「 暑くて皮脂がたくさん出てギトギトしているから 」
などといった理由から、
洗浄力の強いクレンジングを使ってみたり、
洗顔時にゴシゴシと肌をこすり過ぎたりしてしまうと、
肌の乾燥を招く結果となってしまい、
<角質肥厚>を起こして、ガサガサの肌になってしまうので注意して下さいね。
クレンジングは、
メイクに合わせて、必要最低限の洗浄力に抑えて、
クレンジングにかける時間も、
なるべく短い時間にするようにしましょう!
そして、
洗顔が終わった後は、
たっぷりと保湿ケアをすることも大切です。
もちろん、
日中も、肌を乾燥させないための、汗のこまめな拭き取りや、
水分補給も忘れずに行って下さいね!