こんにちは。
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
先日ご来院いただいたお客様が、ベッドから起き上がろうとした時に、横向きになってから起きようとしていたので、
「腰が痛いのですか?」
とお尋ねしたところ、
『はずかしいのですが、腹筋が全然なくて仰向けから真っ直ぐに起き上がれないんです』
とのお話だったので、詳しくお聞きすると、なんと、
腹筋運動を出来る回数が『0回!』で、一度も出来ないということでした (・。・;
もちろん、
腹筋が出来なくても、日常生活に支障がなければ、すぐにどうにかなってしまう訳ではないのですが、
実は、腹筋が弱いと、
お腹の『くびれ』が出ないだけではなく、<美肌>にも<健康>にも影響が出てしまう可能性があるのをご存知ですか?
身体にとっての腹筋の役割とは?
そもそも、腹筋が果たす大きな役割は、
1.背骨と一緒に身体を支えて、姿勢をよくすること
2.内臓の保護と、内臓が下がらないように内臓本来の位置を保持する
3.呼吸の補助
という、働きがあるんです!
腹筋が弱くなってしまうと・・・
腹筋が弱いと<お腹> と、お腹の反対側で背骨を支えている<背筋>との筋肉のバランスが崩れて、背筋の方が強くなって、腰が反りやすい筋肉バランスになるために『腰』に負担がかかって、腰痛の原因になってしまいます。
さらに、
腹筋が弱いと、内臓を本来あるべき位置に支える力が低下してしまうために、内臓( とくに胃 )が下がってしまい、腸や子宮が圧迫されてしまうんです。
その結果、
腸が圧迫されることによって、腸の動きが悪くなるので『便秘』がちになり、肌も荒れて、吹き出物が出やすくなってしまう他、
子宮が圧迫されると、動きが悪くなって冷えやすくなり、美肌にとって大切なホルモンバランスも崩れやすくなってしまいます。
その上、
内臓の位置が下がることによって、お腹が、『ぽっこり』と出てしまう原因にもなって、踏んだり蹴ったりですよね (T_T)
そもそも女性は筋肉が付きずらい?!
一般的に、女性は男性に比べると、筋肉が付きにくい傾向があるのですが、
① 筋肉を成長させる男性ホルモンよりも、脂肪を蓄える女性ホルモンの分泌が多い
② 遺伝的に男性よりも女性、欧米人よりも東洋人は筋肉が付きずらいそうです
③ 正しい女性のための筋トレ情報が不足している
などの理由から、日本人女性は特に、筋肉量が不足している女性が多い傾向にあるそうです。
お肌のためにも健康のためにも腹筋を鍛えましょう!
腹筋を鍛えれば、ウエストがくびれて、ぽっこりお腹も引っ込みます!
そして、
内臓が所定の位置で支えられる事によって、内臓が活発に働き、基礎代謝もアップすることで、痩せやすく、太りにくい身体になることも出来るんです!
さらに、
腸の働きと自律神経は密接な関係にあるので、腸の働きが活発になると、頭痛 や 肩こり が改善されます!
その上、
腸の働きが活発になると、便秘も解消され、腸内がきれいになるので、栄養の吸収能力も高まり、身体の隅々まで栄養が行き渡るので、美肌にも効果的です!
だからこそ、
お肌にも健康にもよい腹筋をすることはとても大切なのですが、
腹筋が弱く、あまり筋トレをする習慣がない人は、
がんばる意気込みが強く持ち過ぎてしまい、
一日目から、腹筋をする回数を多く行って、がんばり過ぎてしまうと、
3日目くらいには、筋肉痛やトレーニングの辛さが大きくなって、続けられなくなってしまう可能性があります。
そうならないためにも、
まずは、毎日続けられそうな、少ない回数から行うようにして、1~2か月くらいして、筋トレを続ける習慣が出来たら、回数を徐々に増やすようにするのがおすすめです!