誰もが知っている事として、人間のカラダの大部分は “水” で出来ていて、体内の栄養分はもちろん、老廃物も運び出してくれるので、常にたっぷりと水分補給をした方が良いのですが、
飲み方によっては<肌の老化>に繋がってしまうのをご存じですか?
「美肌に良いというから、頑張って “水” を飲み続けたのに・・・」
なんていう事にならないように、正しい水分の摂り方のポイントを押えておきましょう!
そもそも、体内の水分はどのくらいあるの?
自分のカラダには、どのくらいの“水” があるのかご存知ですか?
よく、人間のカラダは “70%” が水分だと言われますが、実は、年齢によって大きく違っていて、
・ 新生児 ・・・ 80%
・ 幼 児 ・・・ 70%
・ 成人男性 ・・・ 60%
・ 成人女性 ・・・ 55%
・ 60才以上 ・・・ 50%
というように、年齢を重ねるほど、体内に保有する水分量は減少していく傾向にあります。
ということは、
年齢を重ね、体内の水分保有量が少なくなるほど、すぐに血液がドロドロになりやすく、脱水症状になるのが思っているよりも早いんです!
ちなみに、誰もが意識しなくても、一日で排出してしまう水分量は、
・ 呼 吸 ・・・ 約 400ml
・ 汗 ・・・ 約 600ml
・ 便 ・・・ 約 300ml
・ 尿 ・・・ 約 1000ml
と言われているので、合計で “2.3L” の水分が一日で失われているんです!
じゃあ、一日に “2.3L” の水を飲む必要があるの?
実は、
・ 一般的な食事をすることで、 “ 0.6L ”
・ 食べた物を体内で分解する際に、“0.2L”
の水分を知らないうちに体内に取り戻すことが出来るので、飲んで摂り入れるべき “水分量” は、
『 2.3-( 0.6+0.2 ) = 1.5L 』
つまり、最低 “1.5L” は必要だということが分かります!
ところで、“1.5L”分の水分は何を飲みますか?
ご存知の方も多いと思いますが、なるべく “お水” を“常温” か “お白湯” で飲むようにするのが一番のおすすめです!
何故なら、コーヒーやお茶などは “カフェイン” が含まれているために “利尿作用” があるので、せっかく飲んだ水分が、しばらくしたら体外に 尿 として排出されてしまうので、水分を補うことにならなくなり、肌のハリが無くなって、シワやたるみの原因になってしまいます。
また、ジュースには “利尿作用” がないものの、大量の糖分が含まれているので、高血糖により、活性酸素よりも強力な老化現象である、細胞の<糖化>が起こってしまい、肌の老化を加速させる原因となってしまいます。
ちなみに、
「 ノンカロリー 」 や 「 ゼロカロリー 」、「 ノンシュガー 」 や 「 無糖 」 などと書いてある清涼飲料水にも、実は、100ml あたり 糖類 “0.5mg未満” なら 「 ノンシュガー 」 や 「 無糖 」 と表記することが可能で、
100ml あたり “5kcal未満” ならば、「 ノンカロリー 」 や 「 ゼロカロリー 」 と表記することが可能なので、通常よりは少ないとはいえ、糖分はしっかりと入っているので、注意して下さいね!
カラダに負担がかからない“お水”の飲み方とは?
「 一日で、1.5Lの水を飲まなければならない 」と言われて、1.5Lの水を一気に飲む人はいないと思いますが、
『 何回にも分けて少しづつ飲む 』 のは面倒だから『飲める時に飲んでしまおう!』と、少し無理をしてでも、一度に飲む量を増やすことで、飲む回数を少なくした方が良い のでは?と思う方もいるかもしれませんが、
実は、人間のカラダは、一度にたくさんの水分を吸収することができないために、せっかく、頑張って飲んだ水でも、そのほとんどが尿として体外に排出されてしまうんです。
さらに、急激に増えた水分が尿で排出しきれないと、体内で上手く代謝できずに “滞る(とどこおる)” 原因になってしまい、顔のむくみや冷え、血行不良などを引き起してしまいます。
その他、
『水をたくさん飲むと、“水太り” になってしまうのでは?!』と、心配される人がいますが、“水太り” の原因は、まさに、水を一度にたくさん飲み過ぎることによって、体内に吸収しきれなくなり、水分が滞ったせいなんです。
そこで、
カラダに負担をかけずに、1.5Lの水分を摂るためには、少しずつ何度にも分けて、ゆっくりと体内に摂り入れることで、カラダが水分不足を感じることがなくなり、代謝活動が阻害されることなく、活発に行われるようになるんです!
理想的には、コップ半分の水( =約100ml ) を、“ 30分おき ” に、飲むのが良いと言われていますが、職場の環境などによっては、そうは出来ない人も多いと思いますので、
1~2時間おきに、コップ1杯の水を飲むように心がけ、のどの渇きを感じた時には、コップ1.5~2杯の水を飲むようにするとカラダに負担をかけずに、1.5Lの水を摂取できますよ!