こんにちは!

JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。

 

先日ご来院下さったお客様が、

 

『美肌のためには保湿ケアをしっかりと行うことが大事だと良く聞くのですが、

しっかり保湿するというのは、

<乳液>や<クリーム>をたくさん塗り込めば良いのでしょうか?』

 

ということでお悩みでした。

そこで、

保湿ケアにおける<乳液>や<クリーム>の位置付けや役割、使い方などのお話をします。

 

乳液の持つ効果とは?

乳液の主な働きは<肌のキメ>を整えることです。

 

油分よりも水分を含む割合が多い乳液は、

肌内部に潤いを与えると同時に、

肌表面に油分を補い、肌を柔軟にしてくれる役割りを果たします。

 

また、

水分量が多いために、

滑らかな肌触りとなっているので、

肌にもなじみやすく、抵抗なくスッと肌全体に伸ばすことができるのが特徴です。

 

クリームが持つ効果とは?

乳液に比べてクリームには、油分が多く含まれているため、

肌内部の水分が蒸発することを防ぎ、

高い保湿力と持続して、乾燥や刺激から肌を保護する役割を果たしてくれます。

 

但し、

油分が多く含まれるために、

乳液に比べると肌触りが固いので、いきなり肌に乗せて伸ばそうとすると、

肌に負担がかかってしまうので注意して下さいね。

 

乳液とクリームの違いとは

以上のことから、

<乳液> 

水分が多く、『保湿+油分でキメを整える』効果に優れている。

 

<クリーム>

油分が多いので、肌にラップをかけたように

『長時間水分を肌に閉じ込めるキープ力』に優れているといえます。

 

実際の保湿ケアにおける使い方とは?

その人その人の肌質に合わせて使い方を選ぶことが大切です!

(a)オイリー肌タイプ

クリームを使うと油分が多くなり、

毛穴を詰まらせてしまって肌トラブルの原因となってしまいます。

 

そこで、

油分の少ないさっぱりした<乳液>のみの使用がおすすめです。

 

(b)混合肌タイプ

肌のベースとしては<乾燥>しているために、

さらなる乾燥を防ごうとして皮脂を多く分泌してしまうのが混合肌になる原因です。

 

そこで、

化粧水をたっぷりと浸透させて肌を潤わせた後に、

乾燥している頬などの部分には<クリーム>を使い、

油分が多い< T – ゾーン>には、

乳液を使うなど、上手く使い分けるようにすると良いですよ。

 

もしも、

< T – ゾーン>以外の肌の乾燥レベルが大したことが内容ならば、

クリームを使わずに、乳液で対処しても大丈夫です。

 

(c)乾燥肌タイプ

乾燥肌タイプの人の場合は、その人その人の肌の乾燥レベルに応じて、

■ 乾燥レベルが軽い人    ・・・ 乳液のみで保湿ケア

■ 乾燥レベルが中程度の人  ・・・ クリームのみで保湿ケア

■ 乾燥が酷い人       ・・・ 乳液とクリーム両方使用

という具合に、

その人の肌質に合わせて、使い方を選ぶといいですよ。

 

まとめ

美肌のための保湿ケアに欠かせない

<乳液>と<クリーム>の使い方は、

たっぷりの保湿が必要だからと、<乳液>とや<クリーム>をたくさん塗り込めば良いという訳ではありません。

 

たくさん使いすぎると、

油分で毛穴が詰まり、肌トラブルの原因となることもあるので、

自分の肌質に合わせて、

<乳液>だけか、<クリーム>だけか、それとも両方使うのか?

を選んで使うことが大切です。

 

そして、

<乳液>と<クリーム>の効果をさらに高めるためには、

肌に負担をかけない正しい洗顔の仕方や、

化粧水のケアの仕方も大切ですよ。

 

化粧水もたくさん付けすぎて、

肌表面が濡れた状態だと、

化粧水が蒸発する時に肌内部の水分を奪ってしまい逆効果になる場合があるので、

気をつけて下さいね!