こんにちは!
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
こんにちは。
顔を見た時の印象として、老けてみえてしまう原因となってしまう<シワ>に口角の横にできる、『マリオネットライン』と言うのがあります。
この<マリオネットライン>とは、
両方の口角からアゴに向かって伸びるシワのことで、腹話術などに使う<あやつり人形の口元にある線>に似ていることから『マリオネットライン』と呼ばれています。
40歳以降はキケン?!
実は、
40代以降、年齢を重ねるごとに<マリオネットライン>が出来やすくなってしまうんです!
マリオネットラインが目立って来て、ほうれい線と繋がって見えるようになってしまうと、老け顔に見えてしまうので、気をつけたいですよね。
そこで、
自分はどのくらいマリオネットラインが出来やすい状況なのかチェックしてみませんか?
マリオネットラインチェック
下記の【チェック項目】にいくつ該当するかをチェックしてみて下さい。
□ あまり噛まずに食べる癖がある
□ 噛み合わせが悪い
□ よく表情が無いと言われる
□ 普段あまり会話をする機会がない
□ あまり笑う機会がない
□ ゴシゴシと洗顔をしないと落とした気がしない
□ 肌がいつも乾燥気味
□ 顔が浮腫みやすい
□ あまり運動をしない
□ 食事や睡眠が不規則
□ 片方だけで噛む癖がある
□ 頬杖をつく癖がある
□ 姿勢が悪い、猫背になっている
いかがでしたか?
該当項目の数が多いほど、マリオネットラインが出来やすい傾向にあるので注意が必要ですよ。
マリオネットラインが出来てしまう原因とは?
<1.口周りの筋肉の委縮と弱体化>
マリオネットラインが出来てしまう大きな原因の一つは、頬を引き上げる筋肉の弱体化によって頬の筋肉がたるんでしまい、
口の周りの筋肉が委縮し硬くなってしまうことによって、口角が下方に持続的に引っ張られることが原因です。
具体的には、
・ 口角を引き上げる大小頬骨筋の弱体化
・ 口の周りの口輪筋の委縮
・ 口角を下げる口角下制筋・広頸筋の委縮
これらの表情筋の弱体化や委縮が原因でマリオネットラインが出来やすくなってしまいます。
<2.真皮層、皮下組織、皮下脂肪の衰え>
加齢や紫外線・生活習慣・ストレスなどによって、肌の潤いと弾力を維持するためのコラーゲンやエラスチンがある真皮層や、皮下組織・皮下脂肪などが衰えてしまい、ハリが無くなって “ たるんで ” しまうとマリオネットラインが出来やすくなってしまいます。
<3.顔のリンパの循環が悪い>
顔のリンパの循環が悪く、詰まり気味になってしまうと、老廃物が溜まってしまうために顔が浮腫みやすくなり、顔のたるみを作り出してしまうので、マリオネットラインが出来やすくなってしまいます。
では一体、
どうすれば、マリオネットラインが出来ないように予防・改善出来ると思いますか?
マリオネットラインの改善方法
① リンパマッサージをして顔のむくみを取る
顔のリンパの流れが悪くなると脂肪や老廃物が溜まりやすくなり、頬がたるむ原因となって、マリオネットラインに影響を及ぼすので、
リンパマッサージをして、余分な水分や老廃物を流すことで、小顔効果や引き締め効果にも繋がります!
図のように、
・目から上は、耳の前にあるリンパ節に流し込みます。
・目の下からアゴにかけても上に引き上げるようにしながら耳の前へ。
・顎から下は、鎖骨に下にある鎖骨下リンパに流します。
リンパマッサージをする時に注意しなければならないのは、マッサージオイルなどをつけてスベリを良くした状態で、軽いタッチで行うことです!
② 顔の血行を良くする
口の周りの筋肉が<萎縮>したり<弱体化>してしまうのは、口の周りの筋肉が使われないことによって、筋肉に栄養を与え、柔軟性を維持するのに不可欠な血液の循環が悪くなることが原因です。
そのため、
日常生活の中で、口の周りの筋肉を良く動かすように習慣づけることが大切です!
例えば、
・美容液やクリームを塗る時に、口の周りの筋肉をマッサージする
・食事の時は噛む回数を多くする
・表情筋体操をする
・ワザと大きな口を広げながら発生練習をする
・顔をくしゃくしゃにして笑うようにする
などといった、顔の筋肉を意図的に大きく動かすようにすると、血行が良くなる上に、筋肉が使われるので筋力の弱体化防止にもなりますよ!
③ 顔ツボマッサージ ( アキュレッチ ) を行う
日本美容鍼灸マッサージ協会の会長である<上田隆勇先生>が開発した、顔の筋肉や肌に負担をかけずに、<ツボ押し>と<筋膜ストレッチ>の効果によって、
筋肉をパフォーマンスを向上させて、表情筋をリフトアップさせてシワやたるみを解消する『アキュレッチ』が、マリオネットラインの改善にもおすすめです!
やり方は、
1. 右手の人差し指で左口角の横にある<地倉( チソウ) >というツボを押えます
2. 左手の人差し指で左の頬骨の下にある<巨髎 ( コリョウ ) >を押えます
3. 息を大きく吸って、吐きながら右手の<地倉>を動かさずに、左手の<巨髎>を少し上に引き上げて、口角を引き上げる小頬骨筋をストレッチしましょう。
4. これを3回行います
5. 今度は、右手で下唇の下にある<承漿 ( ショウショウ ) >を押えます
6. 左手で左口角にある<地倉>を押えます
7. 息を大きく吸って、吐きながら右手の<承漿>を動かさずに、左手の<地倉>を少し上に引き上げて、口輪筋や口角下制筋をストレッチしましょう
8. これを3回行います
自宅でも簡単にできる小顔ストレッチとして開発された『アキュレッチ』に興味がある人は、上田先生の<顔ツボ1分マッサージ>を見て下さいね!
④ 美容鍼で改善
美容鍼の刺激で弱体化した大小頬骨筋を引き上げ、委縮した口輪筋や口角下制筋などに柔軟性を持たせ、
さらに、マリオネットラインのシワの部分に鍼で直接アプローチすることによって、シワの下にある真皮層のコラーゲンの生成を活性化させて、シワをしたから押し上げる効果をもたらすので、マリオネットラインの改善に有効ですよ!
【まとめ】
マリオネットラインの予防・改善には、自宅でも簡単に出来る
①リンパマッサージや、②顔の血行改善、③アキュレッチなどを習慣づけることが大切ですね!
そして、自分ではなかなかケア出来ないという人は<美容鍼>がおすすめですよ!