こんにちは!
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
何故、美容鍼灸は安全なのか?
美容鍼灸は、髪の毛の太さくらいの<極細の鍼(0.16mm)>を使って、肌の新陳代謝を高め、鍼によって形成された<極めて小さな傷=マイクロトラウマ>を修復するために、肌がコラーゲンの生成を活発にすることで、肌質が改善されるのですが、
それは、
人間が本来持っているが、加齢などによって眠ってしまっている “ 自然回復力 ” や “ 細胞再生能力 ” を目覚めさせることによって、<シワ> や <たるみ> が改善し、肌をツヤツヤ・ぷるぷるにする美容法だから、身体に負担がかからないために、大抵の人は、美容鍼の施術を受けても、安全で、全く問題はありません。
しかし、実は、
ある特殊な状況にある人に関しては、美容鍼を受けることをしばらく避けた方が良い場合があることも事実です!
今日のブログでは、
美容鍼を受けることを避けた方がよい、特殊な状況をご紹介したいと思います。
美容鍼を受けることを控えた方がよい特殊な状況とは?
① 抗血液凝固剤を使用している場合
心臓疾患や脳血管障害などのために、抗血液凝固剤( ワルファリンなど)と呼ばれる血液をサラサラにする薬を服用していたり、注射(ヘパリンなど)をしていたりする人の場合は、血液が固まりずらくなっています。
そのため、血行が悪くなって、瘀血 ( おけつ ) と呼ばれる、老廃物が多く含まれた汚れた血 が溜まってしまっている場所に<鍼>をして、出血してしまった場合に、
抗血液凝固剤薬の作用によって、血が止まりずらくなってしまうために、内出血のリスクが高くなってしまいます。
もちろん、
必ず内出血をする訳ではないし、内出血をしても大きくならないように、しっかりと止血操作を行いますので、
「内出血を多少してでも、たるみやシワを改善したい!」
とお考えの人ならば、美容鍼をすることは可能です。
但し、
なるべく鍼をする数は少なくして、
「どの場所にどのようアプローチしていくのか?」
などのカウンセリングをしっかりと行ってくれる上田式美容鍼灸(R)を行っている美容鍼灸院で施術するのがおすすめです!
② 重い偏頭痛の発作がある場合
偏頭痛の発作が起こると何も出来なくなって、仕事を休まざるをえないなどの生活に支障をきたすような<重い偏頭痛>がある人は、
美容鍼によって、
顔や頭部の血行や<気>の巡りが良くなることが引き金となって、偏頭痛の発作が現れてしまう可能性があります。
そのために、
先に偏頭痛の治療を行って、重度の偏頭痛が改善され、
・3か月以内に重い偏頭痛発作が起きていない
・軽い偏頭痛が月に 1 回 起こる程度
くらいまで改善してから、美容鍼の施術を始めるようにしましょう。
③ レーザー治療を受けている場合
皮膚科や美容外科で肌のレーザー治療を受けている場合は、レーザーによって肌が弱い状態になっているので、回復するまでに3週間程度はかかるので、その間は<美容鍼を避けた方が良い>です。
そして、
3週間後に、肌の炎症反応(ヒリヒリする、肌に赤みがある、化粧水がしみて痛い)が出ていなければ、美容鍼を受けても大丈夫です。
④ ケミカルピーリングをしている場合
同じく、皮膚科や美容外科で行われている『ケミカルピーリング』の場合は、薬品によって、古い角質層を剥がすことによって肌のターンオーバーを促し、肌をキレイにする美容法です。
そのために、
ケミカルピーリングを受けて角質層が剥がれた後の肌は、刺激に敏感になっているので、肌の回復に1~2週間かかります。
こちらの場合も、1~2週間後に肌の炎症反応がないのを確かめてから、美容鍼を行うようにすることをおすすめします。
次回は、
美容鍼を受けることを控えた方がよい特殊な状況、その⑤ 『 潰瘍や炎症、アザがある場合 』をご紹介します。
・・・つづく・・・