頭寒足熱って言葉聞いてことありますか?
漢字のままですが、頭を冷やして、足を温める。
実は、頭寒足熱すっごく大事なことなんです。
頭寒足熱かどうかをチェックするには、足の小指を触ってみてください。
一番冷たくなるところです。ここが温かいと頭寒足熱になっているということです。
しかし、頭寒と言っても頭と首を氷で冷やすのは、良くないです。
首は脳につながる脊髄(せきずい)の通り道であり、自律神経が乱れてしまう場合もあります。
スマートフォンやパソコンの使いすぎの人が増えています。このような姿勢は、首の血流が悪くなっているのに
余計に氷などで冷やすと血流も悪くなってしまい、逆に病気になってしまいます。
頭寒足熱の本当の意味は、
頭は涼やか、足は温かい方が良いということになります。
頭は風通し、通気性の良い枕などがいいということですね。
頭寒足熱になると、気、血、津液の状態が良くなります。
どのような意味かというと、
・気 (生命活動のエネルギー源)
・血 (体の栄養を与え、滋養する物質)
・津液 (人体中の正常な水液の総称で、唾液、胃液、涙、汗などが含まれます)
頭が涼やかな状態でいると、気の流れがよくなり頭がすっきりします。
しかし、パソコン、スマートフォン使いすぎ、暖房などで頭に熱がこもっている
状態を気逆と言います。
気逆になると、頭がぼーっとしたり、イライラしたり、精神的に不安定にもなります。
上田式美容鍼灸では、気、血、津液の循環も考え経絡治療を行い、全身のバランス、血液循環を
整えていくことで、美肌を作っていきます。頭寒足熱でない場合は血液循環が悪いので、お肌ボロボロ
ニキビ出来やすい、赤ら顔、顔色悪いなどいろんなトラブルが起きてきます。
さらに顔だけではなく・・・
身体にも悪影響が、いわゆる「冷え性」の状態。
冷えが長く続くと、便秘、月経痛、関節の病気などの原因になります。
さらには不妊にもつながります。
頭が暑くなりすぎると、身体を冷やそうとする。
なぜなら人間には、恒常性機能ってのが備わっています。
つまり、極端な環境変化に耐えれるように、外界からの変化の影響を、最小限に抑えようとする機能のこと。
現象としては、体内の環境が急激に変化した時は、それにより体内の細胞がやられないように(殺されないように)、
元の状態に戻そうとする力です。一般的な表現では、「リバウンド」って呼ばれています。
だから急激に暑くなると、身体を一気に冷やそうとして身体がどんどん冷えてしまいます。
悪循環ですね。寝るときは、下半身は暖かく、上半身は涼しく、少し汗ばむ程度で寝るのが一番です。
特に子宮は気をつけて!
お腹は温めた方がいいですが、子宮はピンポイントに温めてはダメなんです。
ピンポイントで子宮を温めると、反動で最初の温度よりも下がってしまうんです。
子宮の温度が下がってしますと、不妊にも繋がってきます。
子宮を温める方法としてオススメなのが運動です。
筋ポンプで血流もよくなるし、さらには自分の力で熱を出そうとするので
反動で冷えるってことがないんです。
特に女性にオススメの運動は筋トレです。
筋肉をつけると体温が上がります。マッチョの人が近くにいれば触らせてもらってください。
あったかいです。しかも、さらに嬉しいい効果があります。筋トレをすると成長ホルモンが出て
美肌にも近づきます。女性は筋トレをしましょう。
特にこれからの季節寒くなります。時間を作って運動をしてみてはいかがでしょうか?
冬を迎える準備をしておきましょう!