夏が、終わり秋の季節が本格化してきましたね。

身体が冷えて困ってくる人も多くなってくるのではないでしょうか?

 

今回は、冷えについてお伝えしたいと思います。

冷えでもいろいろなパターンがあります。

寒い、冷たい人が『冷え』だけではありません。実は、『火照り』というのも、『冷え』の現れ方の一つです。

 

 

『冷え』=『火照り』は同じものなのです。

 

 

火照りは冷えて縮んだ血管が身体を温めようと広がって、血液を盛んに送るから起きるのです。

火照りは身体が、冷えに対する、SOSのサインです。

 

 

実は、冷えより火照りの方が、重度な冷えの状態の可能性があるのです。

 

 

寒さでの血管の収縮も火照りも、体温調整機能が正常に働いていれば、一時的なもので

身体が温まれば、元に戻りますが、冷え性の人は、体温調節昨日が狂っているために

血行障害に陥ってしまいます。

 

 

私達の血管は新鮮な血液を全身に巡らせています。血液は、細胞に栄養や酸素を運び

さらに、内臓や筋肉で発生した熱を、身体全身に運び、体温を維持します。

 

 

しかし、循環の時に、動脈から静脈を通りまた心臓に戻るまでに、毛細血管という

毛のように細い血管があるのです。毛細血管は、赤血球が1個通るのがやっとで、足先の血流はほとんどなくなります。

 

 

そして、下まで行ったら上に戻らないといけません。重力があるので、心臓まで戻っていく血流は

とても弱い状態になって、毛細血管で血液の大渋滞が起こり、血流が弱くなります。その血液のとどまりを

瘀血と呼びます。瘀血は手足だけでなく、子宮や卵巣などの生殖も瘀血によって冷やされてしまいます。

 

 

 

 

そうなると、妊娠もしにくくなります。不妊だけではなく、「便秘、肩こり、脳硬塞、不眠、頭痛、ガン」

などたくさんの病気を引き起こしてしますのです。

 

『冷え』は免疫力をどんどん衰えさせるものなのです。

人間の体温は36.5度なら免疫力が強く、健康でいられます。なぜか?

 

36.5度という温度が、酸素や、化学反応にもっとも適した温度らしいのです。

35度台になると、身体の動きも極端に悪くなり、そしてさらに低くなると。ガンが

盛んに増殖すると言われています。

 

では、ここからは冷えをとる方法をお伝えします。

すぐに効果が現れるものではないので、長く続けていきましょう!!

 

 

①運動不足の解消

②入浴法

③食事に気をつける

④鍼灸

 

 

 

人間の作る熱の4割は筋肉の運動によって生まれます。下半身い全体の6割の筋肉があり、下半身は多くの熱を作り出します。

また、足は、第2の心臓と呼ばれているように、運動による筋肉のポンプ作用も血を循環させる大きな働きです。

ウォーキングももちろん良いですが、さらにスクワットなどの筋トレを入れていきましょう。

 

 

シャワーだけだと返って身体は冷えます。ほとんどの表面しか温まりません。また、全身浴は脳や心臓に負担がかかるので長時間

入浴できません。一番良いのは半身浴です。最低でも15分、入浴剤やゆずなどを入れてお風呂を楽しんでゆっくり浸かってみましょう。

 

 

 

土の中で育つ根菜類を多くとりましょう。洋食よりは和食。白砂糖を多くとるのも体を冷やす原因になります。あとは、梅干しもいいです。塩分、クエン酸を多く含む食べ物で、塩分、クエン酸は血行をよくし、身体を温めやすくしてくれます。

 

 

 

体には、エネルギー(気や血液)が流れるための経絡という道があります。

冷えがある人は、経絡の中で血液の流れが悪くなり、血液が滞ってしまいます。

 

 

この経絡を鍼で刺激して、血液の流れを良くして、冷え性を改善を目指すのが「鍼灸治療」です。
血液が滞っている部分だけじゃなく、身体の全体を治療していくのが鍼灸治療です。

 

 

具体的には、

・大量の血液を貯蔵して必要な時に血管に戻す肝臓

・水分代謝や体のバランスを整える腎臓

・全身のリンパ球の4分の1が集まり、免疫機能の脾臓

 

 

この3つの内臓機能を回復させるのです。

それにより、体全体の調子が上がります。

冷え性は多くの不調を起こしますが、鍼灸治療を行うと、血液の流れが良くなります。

その結果、内蔵の働きも良くなり、冷え性と様々な悪い症状は、改善していきます。

 

 

『冷え』万病の元と昔から言われますが、まさにその通りです。

 

 

『冷え』を改善して、毎日快適な体を手に入れましょう!