肌にハリをだして、ツヤツヤ、ぷるぷる になるための美肌成分として多くの女性がお肌に取り込んでいる “ コラーゲン ” と “ ヒアルロン酸 ” は、どちらも同じように化粧品やサプリなどに含まれていたり、美容クリニックで使われたりと、用法や効能が似ているので、同じものだと思っている人が多いと思いますが、実は、“ コラーゲン ” と “ ヒアルロン酸 ” は似ているようだけれど、肌のハリに対する役割には大きな違いがあるのをご存知ですか?
そもそもコラーゲンとはどんなものなの?
“ コラーゲン ” は、カラダの中に元々存在している “ たんぱく質 ” の一種で、皮膚の真皮層という部分に、コラーゲン線維という形で存在しています。
0.02~0.1mm の太さのコラーゲン線維が、網の目状に張りめぐらされていることによって、あたかも、ベッドにおけるスプリングのように、肌のハリを支える役割をはたしてくれています!
ヒアルロン酸は一体、どんな役割があるの?
一方の “ ヒアルロン酸 ” も、元々、人間の体内に存在している物なのですが、“ たんぱく質 ” ではなく、“ ムコ多糖類 ” という 糖 の一種で、コラーゲンと同じく皮膚の真皮層に存在しています。
ヒアルロン酸は優れた保水力があり、たった 1g で “ 6L ” もの水分を保持する能力で、肌のハリを支えているコラーゲン線維の隙間(すきま)を、ヒアルロン酸が水分を抱えた状態で埋めることによって、肌に ハリ と 潤い を与えているんです!
先ほどのベッドで例えるなら、ベッドを支えるスプリングの周りを埋めて、ベッドの弾力と柔軟性を支えている“スポンジ”の役割をしているのが、ヒアルロン酸なんです。
化粧品含まれている コラーゲン と ヒアルロン酸の効果とは?
コラーゲン も ヒアルロン酸 もどちらも、元々カラダの中にあるものなので、とても肌になじみやすいと思っていませんか?
実は、人間の皮膚は、もともと外からの異物を体内に侵入させないために存在しているものだけに、薬剤や化粧品などは、簡単にはカラダの中に入ることは出来ません!
それならば、コラーゲンもヒアルロン酸も肌から塗っても、まったく効果がないの?
というと、最近は、少しは入り込めるように低分子化されたものなどが出ているので、角質層くらいまでは届くそうです!
角質層に届けば、角質内にとどまって、水分をキープしつつ、体内の水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれるので、湿度が下がった環境でも、肌の潤いを保ってくれる保湿効果は期待できます♪
但し、本来、コラーゲン や ヒアルロン酸 が存在する真皮層までは届かないので、肌のハリをだすなどの本来の働きは期待できないのが残念です。
サプリ等で飲む コラーゲン や ヒアルロン酸の効果とは?
それならば、サプリなどで口から摂取したコラーゲンやヒアルロン酸の効果は一体、どうなんだろう?と気になりますよね!
サプリとして コラーゲン や ヒアルロン酸 を飲むと、まず胃で、コラーゲンは “ アミノ酸 ” に、ヒアルロン酸は “ 糖 ” などの小さい分子の状態にまで分解されてから、腸に吸収されます。
そのため、血管の中に吸収される時に、コラーゲン や ヒアルロン酸 という物質とは別の、それぞれを構成する最小単位である、“アミノ酸” や “糖” などに分解されてしまうので、
サプリとして摂り入れた、コラーゲン や ヒアルロン酸 が、そのままの形で、肌まで届いて肌で吸収され、肌にハリや潤いを与えることが出来なくなってしまいます。
しかし、最近は低分子のヒアルロン酸なども開発されているから、大丈夫なのでは?
と、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、仮に、低分子のヒアルロン酸がそのままの形で血管内に吸収されたとしても、その低分子ヒアルロン酸は、最初に肝臓に運ばれ、アミノ酸 は、血中たんぱく質である “アルブミン”に、糖 は “グリコーゲン” などに作り替えられて全身に送られます!
仮に、低分子ヒアルロン酸などが肝臓に入ってきたとしても、コラーゲンやヒアルロン酸など、カラダの一部分でしか使用できないものは、血液中に入ることが出来ないので、肝臓で代謝されて異物として排除されてしまうか、腎臓でろ過されて体外に排出されてしまいます。
そういった理由で、残念ながら、サプリで摂り入れたコラーゲンやヒアルロン酸が、そのまま肌に届いて、効果を発揮してくれることはないといえます。
それならば、シワの改善 や ハリを出すために、気になる部位に コラーゲン や ヒアルロン酸 を注入するコラーゲン注射 や ヒアルロン酸注射 はどうなんでしょうか?
コラーゲン注射、ヒアルロン酸注射の効果とは?
コラーゲン注射 や ヒアルロン酸注射 は、シワなどの下に、コラーゲン や ヒアルロン酸 を注入して下から盛り上げることで、シワを改善して、ハリを出す方法です。
しかし、年齢と共に減少してしまった、肌の真皮層の コラーゲン線維 や ヒアルロン酸 を復活させる効果はなく、あくまで、部分的に皮膚を下から盛り上て、目立たなくさせるという効果しかありません!
コラーゲン注射 と ヒアルロン酸注射 の違いとは?
1.コラーゲン注射
コラーゲン注射には、牛などの動物由来のコラーゲンを使用するものと、人間由来のコラーゲンを使用するものがあるのですが、コラーゲンは “たんぱく質” で出来ているために、アレルギーの原因物質になりやすいんです。
人由来のものはアレルギー反応が出ずらいそうですが、事前のテストなどで反応を見た方が安心ですね。
2.ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸はムコ多糖類という “糖” で出来ているために、アレルギーの心配がないので、最近では、ヒアルロン酸が主流になっているようです!
コラーゲン注射、ヒアルロン酸注射の維持期間は?
コラーゲン や ヒアルロン酸 は、元々体内に存在しているので副作用がないのですが、徐々にカラダに吸収されて無くなってしまうために、せっかく注射しても、その効果が永続的ではありません。
個人差がありますが、一般的には、コラーゲンが約半年、ヒアルロン酸が約1年で吸収されてしまうといわれています。
コラーゲン注射、ヒアルロン酸注射のリスクとは?
皮膚の浅い場所のシワなどに注入した場合、技術の未熟な施術者だと、均一に注入できずに、“ダマ状” になってしまい皮膚が凸凹になる場合があるそうです。
また、注入した コラーゲン や ヒアルロン が、動脈に詰まってしまい、血行障害を起こしてしまい、皮膚のびらんや潰瘍、壊死などを起こす可能性が まれ にあるそうです。
やはり、一番のおすすめは『 美容鍼 』です!
コラーゲン や ヒアルロン を体に負担のかからない方法で、コラーゲン や ヒアルロン が本来あるべき場所である “ 肌の真皮層 ” に増やす方法で、一番のおすすめは、やはり『 美容鍼 』です!
美容鍼は、肌の真皮層を0.16mmという極細の鍼(はり)を使って、小さな傷(マイクロトラウマ)をつけることによって、その小さな傷を補修するために、肌の真皮層に血液が集まって、傷ついた場所に新しくコラーゲンを作り出してくれるんです!
あくまでも、自分が本来もっている肌の自然回復力を呼び起こす刺激を入れだけなので、肌にも身体にも負担がかからなくて、安心ですね!
お肌のハリやシワが気になる人は、確かな技術を持った、日本美容鍼灸マッサージ協会の認定を受けた、認定美容鍼灸師がいる美容鍼灸サロンで是非、美容鍼を体験してみて下さいね!