こんにちは!
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
肌荒れやくすみなどの肌トラブルは、
顔の血流が悪くなっていることが大きな原因ですが、
血流が悪くなる原因といえば、
真っ先に思いつくのが冷えですよね。
身体が冷えていると、血行が悪くなるのは当然ですが、
あなたは自分の普段の体温がどのくらいなのかをご存知ですか?
平熱とは?
一般的に通常時の自分の体温のことを
『平熱』と呼びますが、
平熱の定義は、
「 健康体の人が安静にした状態で測った体温 」とされています。
ところがご存知の通りに、
健康な人でも体温は、
一日のサイクルで周期的に変動しています。
一般的には午前4時頃が最も低く、
午後から夕方にかけて高い体温が維持される傾向にあります。
日本人の平均体温は?
そんな訳で、
平熱とは1日の中で『1℃以内 』の高低差で変動しています。
ちなみに、
日本人の平均体温は『36.6〜37.2℃ 』の間といわれているのですが、
最近は、
日本人の平熱が低くなって来ており、
<36℃以下 > の『 低体温 』の人が増えて来ているんです!
『低体温』が引き起こす症状とは?
平熱が 0.5〜1℃ 下がっているからと言って、
そんなに違いが出て来るものなの?
と、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、
体温が<0.5℃ >下がると、
免疫力が15%も低下してしまう上に、
基礎代謝が低くなって体内酵素の働きも低下してしまうんです。
その結果、
血行が悪くなり、
血液と細胞の間で栄養を補給して老廃物を排出する一連のやり取りが、
うまく行えなくなってしまい、
細胞に老廃物が溜まってむくんでしまうために、
肌荒れやくすみが起こってしまいます。
また、
基礎代謝が下がることでカロリー消費が滞ってしまい、
内臓脂肪が溜まってしまい、
活性酸素の発生を抑える『 酵素 』の働きも低下してしまうために、
肌細胞の老化が進んでしまうんです。
なぜ、平熱が下がって来ているのか?
50年前には<36.8℃>あった平熱が、
近年低下傾向にあるのは一体なぜなのでしょうか?
その理由は、
交通機関の発達や生活用品の性能が飛躍的に向上することによって、
歩いたり階段を登ったりする運動をはじめ、
掃除や洗濯などの家事労働も労力がぐんと減った結果、
身体を動かさなくなり運動量が低下して、
人体最大の熱産生器官である『 筋肉 』が少なくなってしまい、
基礎代謝が下がって体温が低下してしまうためなんです。
さらに、
運動不足に加えてエアコン生活によって、
汗をかきずらい環境に身体が慣れてしまうと、
脳の視床下部にある体温調節中枢が刺激される機会が失われ、
体温調節のための発汗中枢がうまく作用できなくなってしまい『低体温』となってしまうんです。
『低体温』になるのを防ぐ方法とは?
このように美容はもちろん、健康にも悪い『低体温』を防ぐには、
(1)1日30分歩く
加齢による筋肉の減少は年間で<約1%>と言われていますが、
一日中動かないでいると、
たった1日で<約0.5%>も筋肉が失われてしまうんです!
そこで、
人間の筋肉の70%が集中していると言われている
『下半身の筋肉』を効率よく使うことが、
筋肉量を増やすためには大切になって来ます。
そのためには、
難しい運動をしなくても、
一日に30分程度歩くだけで大丈夫です。
(2)毎日湯船に浸かる
湯船に10分浸かると体温が<1℃>上がると言われています。
だからこそ、
毎日湯船に浸かる習慣をつけて、体温を上げるようにしましょう。
(3)白湯を飲む
冷えた飲み物は身体を内部から冷やしてしまい、
基礎代謝を低下させる大きな原因となってしまいます。
そこで、
白湯(さゆ)を飲むようにすれば、
身体も温まるし、体内水分量もUP↑ するので、
肌の乾燥を防ぎ、ハリを出してくれますよ♪