こんにちは!
JFACe公認、美容鍼灸認定講師の井上堅介です。
朝晩の冷え込みが随分と厳しくなってきましたが、
肌の調子はいかがでしょうか?
空気の乾燥も強くなってきたので、
当院にご来院くださるお客様の多くが、肌の乾燥や肌が過敏になって来たと感じていらっしゃいます。
乾燥した肌や敏感になっている肌の状態とは?
このように、
乾燥したり、敏感になっている時の肌の状態は、
バリア機能が低下しているので、
肌の乾燥をさらに助長してしまい、外部からの刺激に過敏に反応するようになってしまっています。
だからこそ、
肌になるべく負担をかけないスキンケアを心がける必要があるのですが、
1番のポイントとなるのは何だと思いますか?
肌に負担をかけないスキンケアのポイントとは?
スキンケアの中でも、肌に一番負担をかけやすいのは、
多くの方の予想通り、『クレンジング』です!
朝から晩まで、一日中、肌の上に乗っていたメイクは、
夜にはすっかりと酸化された状態となってしまい、
肌を傷つけてしまう有害な物質となってしまうので、洗い残しがないようにしっかりと落とすことが大切です。
しかし、だからと言って、
自分の肌質に対して、クレンジングの洗浄力が強すぎてしまうと、
クレンジングに含まれる<界面活性剤>が、
肌のバリア機能の要である『セラミド(角質細胞間脂質)』まで洗い流してしまい、
肌の乾燥を促進してバリア機能を低下させる原因となってしまいます。
セラミドの果たす役割とは?
実は、
肌の表面を守っている角質層は、
水分をたっぷり含んだ肌の表皮細胞と、
表皮細胞をミルフィーユ状に挟んでいる、油性のセラミド(角質細胞間脂質)が、
何層にも重なることによって、肌の水分が蒸発しないように防いでいるんです。
このセラミド(角質細胞間脂質)と表皮細胞が形成するミルフィーユ状の層があるからこそ、
肌の潤いを保つことが出来、外部の刺激から肌を守ることが出来るのですが、
洗浄力の高いクレンジングを使ってしまうと、
セラミド(角質細胞間脂質)が流されて、ミルフィーユ構造が破壊されてしまい、
角質層の水分が蒸発して、肌の乾燥を招いてしまいます。
すると、
肌の乾燥によってバリア機能が低下してしまうために、
肌への刺激をいち早く察知しようとして、
本来は角質層までには来ていない神経が、角質層まで伸びて来て刺激をキャッチしようとするために、
肌が通常よりも過敏に反応するようになってしまう訳です。
そういった理由から、
メイクなどの汚れは、酸化して肌への有害刺激物となってしまうので、
しっかりと落とすことが大切ですが、
自分の肌質に合ったクレンジングを使わないと、返って、肌を傷つけてしまう結果となってしまいます。
自分の肌質に合ったクレンジングを見つけるが大変だったり、
合うものが見つからなかった場合は、
逆に、
メイクの方を、弱いクレンジングでも落とせるようなメイクに変えてみるなどの工夫をすることも大切ですね。